学術集会
第5回CEPD研究会年次大会(2019年5月11日(土)、国立精神・神経医療研究センター)は105名の方々にご参加いただき盛会裏に終了しました。
なお、第6回CEPD研究会延期日程は、2021年5月29日(土)となります。
参加受付は、2021年3月頃より開始を予定です。
詳細はfacebookにて随時更新しております。
NEAR(認知矯正療法)訓練ワークショップ
認知矯正療法 NEAR の治療者向け訓練ワークショップは国立精神・神経医療研究センター(NCNP :National Center of Neurology and Psychiatry)の事業となります。当研究会HPでも開催の案内・お知らせは引き続き行っていきますが、詳細はNCNPのHPをご確認ください。
1.趣旨:
コロンビア大学のメダリア博士らにより考案された認知矯正療法 NEAR(Neuropsychological and Educational Approach to Remediation)は、精神疾患の認知機能障害に対するエビデンスに基づく心理社会的治療アプローチの一つです。メダリア博士は、NEAR が正しく普及されることを強く望んでおり、NEAR を臨床実践する際の条件として、一定の訓練を受け、ある基準に達していることを求めています。治療者向け訓練ワークショップのトレーナーとして資格を得た者の指導の下で、訓練を受け修了試験に合格すること(すなわち本ワークショップへの参加)で、メダリア博士から NEAR を臨床実践する許可が得られることとなります。
2.対象:
精神科医、看護師、臨床心理士、精神保健福祉士、作業療法士 等
3.訓練内容:
• 精神疾患と認知機能障害の基本的な理念について理解
• NEAR の治療理念や効果評定方法など
• 実際の認知課題の体験
訓練最終日には修了試験を行い、合格者の皆様に修了証を発行いたします。訓練ワークショップは 3 日間にわたって行われますが、3 日間を通して参加されない場合は修了試験の受験資格がありませんので、ご注意ください。
4.講師:
最上多美子 鳥取大学大学院医学系研究科臨床心理学専攻教授 (学術博士)
池澤聰 国立精神・神経医療研究センター 病院 (医学博士)
SCIT(社会認知ならびに対人関係のトレーニング)訓練ワークショップ
精神疾患の社会認知機能障害改善を目的としたSCIT(社会認知ならびに対人関係のトレーニング)の治療者向け訓練ワークショップを定期的に開催しています。開催のお知らせ・申し込みは会員専用ページよりご確認ください。
1.目的:
「社会認知ならびに対人関係のトレーニング」について学び、実践できるようにトレーニングする
2.対象者:
精神科等の医師、心理士、看護師、精神保健福祉士、作業療法士等
※ワークショップ形式ですので、社会認知ならびに対人関係のトレーニング(SCIT) 、グループ療法、統合失調症の認知行動療法、リハビリテーションや認知矯正療法などの知識があることを前提としています。
3.課程内容:
• 社会認知について
• 「社会認知ならびに対人関係のトレーニング」について
• 「社会認知ならびに対人関係のトレーニング」のデモセッション
• 「社会認知ならびに対人関係のトレーニング」のトレーニング
4.講師:
蟹江絢子 国立精神・神経医療研究センター 病院 精神リハビリテーション部
菊池安希子 国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 司法精神医学研究部
中込和幸 国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 所長
ワークショップの紹介もしております。こちらもあわせてご覧ください。